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商品詳細

　2019年製 Keystone Stringed Instruments (西 恵介) Modified D Cutaway "German / Brazilian Rosewood"が入荷致しました。国内若手ルシアーで一、二を争う高い人気を誇り、最も入手困難な若手ルシアーである西恵介氏。ESPギタークラフトアカデミーから米アリゾナ州にあるギター職人の養成学校"Roberto Venn School of Luthiery"、総合楽器商社やフリーダム・カスタム・ギター・リサーチなどを経て、2005年にソモジ直系のマリオ・ボーラガー氏に師事。06年帰国後、07年にキーストーン・ストリングド・インストゥルメンツ本格始動。東京都小平市の工房にて良質の作品を製作されていることで知られております。
　本ギターは若手随一の人気ルシアーが手掛けモデファイド ドレッドノートのギターで、インストゥルメンタル・ミュージックに最適な手工品です。そのボディーにはヒール形状に合わせて複雑に加工された3Dカッタウェイ独特のカッタウェイ処理や抱えた際の身体とのフィット感は長時間の練習時にもストレスを大きく軽減なされていることが最大の特徴と言えるでしょう。ヘッドプレートには、KEYSTONE西氏の盟友、新潟県のインレイ職人OGAWA INLAY CRAFTの小川 貴之氏の美しい作品です。薄めのネックグリップとも相俟って、ハイフレットでのスムーズな運指や弾きやすさがございます。また気になるスペックは表板にムーン・ジャーマン・スプルース、側・裏板に大変貴重なハカランダ、ネックにもホンジュラス・マホガニーと今後入手困難な特級品が採用されており、その他ハカランダ指板&エボニーブリッジ仕様やハカランダによるウッドバインディングなど、貴重な最高級材が惜しげも無く使用されていることも特筆すべき点と言えるでしょう。特に表板のムーン・スプルースは、月の満ち欠けの周期を考慮しながら伐採(月例伐採)された材で、真冬の月が下弦から新月に至る数日間に木の生育や気候などを考慮してタイミングを見極め伐採した高級材。一年間で1回から2回しか伐採されないまさにプレミアムな材で、「軽いが密度が高く、強靭。温度変化にも強く、レスポンスが良い」ことが特徴になります。通常伐採のものよりもストレス無く伐採されていることがサウンドに大きな影響を与えております。とりわけサスティーンが長く、全音域に渡り音が太く仕上がっており、側・裏板のハカランダ本来のパワー感を際立たせており、筆舌に尽くし難い音色に仕上がっております。音量もしっかりと有り、各弦のバランスと分離に優れた綺麗なサウンドは秀逸。ナチュラルなリバーブが心地良く効いております。とりわけフィンガースタイルにおいては、その威力を発揮して表現の幅を広げてくれる強い味方となってくれること必至で、丁寧な作り込みからなる手工サウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。表板指板エンド付近に光の加減でわかる打痕がございますが、その他目立つキズや打痕、クラックはございません。エンドピンジャック加工跡もなく、一見して使用感少なめで綺麗な外観を保ったコンディション良好な美品と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。
　中古市場において流通量の稀な西恵介氏製作の手工品。コンディション良好なおすすめの逸品です。