CONDITION | EX++ |
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TOP: | Adirondack Spruce |
SIDE&BACK: | Mahogany |
NECK: | Select Hardwood (Modified-V) |
FINGER BOARD: | Ebony (Original) |
BRIDGE: | Ebony (Original) |
TRIM: | Black and White Cell / Tortoise |
ROSSETTE: | Black and White Cell |
PICK GUARD COLOR: | Tortoise (Original) |
POSITION MARK: | Dots |
TUNER: | Gotoh /Open-Gear /Nickel/ Plated.Martin(Original) |
BRACING: | Forward Shifted Scalloped-X |
NUT WIDTH: | 44.5mm |
SCALE: | 632.5mm |
OTHERS 1: | Lacquer Finish - Aging Toner |
OTHERS 2: | Long Saddle / AJ Rod Neck |
OTHERS 3: | Made In Japan / 生産完了品 |
商品詳細
2007年製 MARTIN OOO-18GE 1937 "Gorlden Era" が入荷致しました。OOO(トリプル・オー)サイズはドレッドノートが登場するまではマーティン社の中で一番大きいギターで、大変歴史のあるモデルとして知られております。OOOという名が初めて登場したのは1902年のことで、この時期はまだ特注のみのアイテムであり、正式にカタログにラインナップされたのは1911年のこと。またエリック・クラプトンに代表される1990年代初頭のMTVアンプラグド・ブームによりOOOサイズが一躍脚光を浴び、その人気は衰えることなく今日まで至っております。
本ギターはマーティン社におけるゴールデンエラ期(*1)、1937年仕様のOOO-18を復刻し惜しまれつつ生産完了した逸品です。表板にアディロンダック・スプルース、側・裏板にはマホガニーと、共に稀少材が使用されており、中古市場において他のヴィンテージシリーズのモデルよりも流通が少ないことも特筆すべき点と言えるでしょう。外観上も従来のヴィンテージシリーズよりも雰囲気が増した仕様で、ペグにはゴトー製の渋い色合いのオープンギアによる丸ボタンをはじめ、ロングサドルや突き板のハカランダ仕様、現在オーセンティックシリーズなどでもポピュラーになったピックガードが採用されるなど、シリーズ中、特にこだわりを持ったヴィンテージスタイルの名器と言えるでしょう。相性の良いアディロンダック/マホガニーの組み合わせによるハイエンドサウンドは、ショートスケールながら深みのある出音で一音一音に粘りとコシ、太いながらも艶を兼ね備えており、ボリューム感のある格別の和音を聴かせてくれております。近年のマーティン社のモデル中、高い人気を誇る傑出したギターの一つで、完成度の高い濃密なマーティンサウンドを存分にご堪能して頂けることでしょう。
フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。表板には経年変化による日焼けが若干見られ、糸巻きの銀メッキにくすみがございますが、ピックガードの弾きキズはほとんどなく、その他目立つキズや打痕、クラックはございません。エンドピンジャック加工跡やネックヒールへのストラップピン装着もなく、コンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィニッシュ、ハードケース。当店工房にてネックリセット済み。
近年モデル中、傑出したギターの一つにして大人気のD-18GE。おすすめの逸品です。
(*2)ゴールデン・エラ(Gorlden Era)・・・"黄金時代","光り輝く時"などの意味で、マーティン社が主に戦前(1930年代初頭から40年代中期頃を指す)に製造したモデルの復刻版に名付けるため商標登録した名称。この本家が作るヴィンテージ・レプリカ・モデルには"GE"の記号が冠される。中古市場において高値で取引されるOM-45GEやD28GE、D-45GE等、貴重なハカランダ材を使用してごく僅かしか製造されないモデルをはじめ、その多くのモデルは人気を集めている。