CONDITION | EX+++ |
---|---|
TOP: | Bear Craw Adirondack Spruce |
SIDE&BACK: | Honduran Mahogany |
NECK: | Honduran Mahogany (1-Pieace / V-Shepe) |
FINGER BOARD: | Ebony (Original) |
BRIDGE: | Ebony |
TRIM: | Tortoise / Wood |
PICK GUARD COLOR: | Tortoise (Original) |
POSITION MARK: | Dots |
TUNER: | Kluson/ Open-Gear / Nickel (Original) |
BRACING: | Non Scalloped-X |
NUT WIDTH: | 42mm |
SCALE: | 645mm |
OTHERS 1: | Ebony Rod Neck / Long Saddle / Lacquer Finish |
OTHERS 2: | Made In U.S.A |
商品詳細
1945年製 MARTIN D-18 "Bear Craw Adirondack Spruce" が入荷致しました。D-28同様1931年に誕生したD-18は、前者が迫力のある中低音を持ったバランスの良いコード・サウンドを特徴とするのに対し、きらびやかな高音が身上とするギターです。共にマーティン社のラインナップ中、人気を二分する伝統的なモデルとして知られております。D-18を愛用する有名ミュージシャンは数多くおりますが、中でも初期のエルビス・プレスリーやポール・サイモン、ボブ・ディランはあまりにも有名で、多くの名曲はD-18から生まれております。
本ギターは1945年に475台製作されたうちの一台で、ごく短期間にしか製作されていないアディロンダックトップ/ノンスキャロップドX/エボニーロッド仕様による名器です。特に本個体は素晴らしいコンディションを保っており、ヴィンテージ市場においてもなかなかお目にかかれない流通の稀な逸品になります。表板にはベアクロウのフィギュアード杢が全体的に入った黄金色のアディロンダック・スプルース、側・裏板及びネックには密度の高いホンジュラス・マホガニーが使用されており、エボニー指板&ブリッジ仕様が特徴になります。その他ボディのバインディングは鼈甲柄で、渋い表板の色合いにオリジナルのピックガードも雰囲気抜群です。戦争のためか裏板のバインディングはハカランダのウッドバインディングというレトロな珍しい仕様になっていることも特筆すべき点と言えるでしょう。今現在では大変貴重な最高品質のマホガニーから生まれるボリュームのあるサウンドは、枯れて乾いていながらも軽快かつ澄んだ高音域が魅力。46年以降のシトカトップモデルと比較しても一音一音が太めで艶っぽい出音となっており、戦中(ウォータイム)のエボニーロッド/スキャロップドXモデルと比較してコードの切れ味がよく、丸く太くウッディーで味わい深い音色は秀逸。他の年式では体感できない自然な木の鳴りは筆舌に尽くし難い仕上がりを見せております。圧巻のパワーとウッディーな音色の魅力が溢れる最高峰のヴィンテージマホガニーサウンドを存分にご堪能して頂けることでしょう。
フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションは良好です。ブリッジは交換されており、裏板のボトムにラインクラックの補修並びに右側板下部に一箇所クラック補修跡がございますが、オリジナルペグも綺麗に残っており、エンドピンジャック加工跡やネックヒールのストラップピン装着はございません。年式を考慮してもとても綺麗な外観を保ったコンディション良好な美品と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。
アディロンダック・スプルースとノン・スキャッロップド・Xブレーシング仕様による貴重な1945年モデル。素晴らしい鳴りとコンディションを兼ね備えたおすすめの名器です。