CONDITION | MINT |
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TOP: | Highly Flamed Koa (Option) |
SIDE&BACK: | Highly Flamed Koa (Option) |
NECK: | Select Hardwood (Low Profile) |
FINGER BOARD: | Ebony (Original) |
BRIDGE: | Ebony (Original) |
TRIM: | Black and White Cell / Ivoroid |
ROSSETTE: | Black and White Cell |
PICK GUARD COLOR: | Non |
POSITION MARK: | Dots |
TUNER: | Gotoh / Open-Gear / Nickel (Original) |
BRACING: | Scalloped -X (Sitka Spruce) |
NUT WIDTH: | 44.5mm (Option) |
SCALE: | 632.5mm |
OTHERS 1: | 12 Fret Joint / Slotted Head |
OTHERS 2: | Lacquer Finish / AJ Neck Rod |
OTHERS 3: | Custom Shop Made / Made In U.S.A |
商品詳細
2020年製 MARTIN OO-37K2 Custom "All Highly Flamed Koa" が入荷致しました。マーティン社の記録によるとOOサイズの第一号(OO-33というモデルでデザイン・仕様は不明)が売られたのは1877年にまで遡り、正式にカタログにラインナップされたのは1898年と歴史のあるモデルです。"ヨーロピアン・ビューティー"とも言われるエレガントな外観は、最も美しいマーティンギターの一つとして知られております。
本ギターは貴重なオールコア仕様によるカスタムモデルで、コンディション良好な逸品です。OO-37K2はかつてVOICEシリーズ(※1)にて限定製作されたモデルや、2001年に68本限定製作されたスティーヴ・ミラー(※2)シグネーチャーモデルなど、こだわりを持って製作された名品が多く製作されていたことも特筆すべき点と言えるでしょう。更に特筆すべきは際立つ美しい材や伝統的な装飾。スタイル28を基本にシンプルに製作されており、その美しいオールコアを引き立たせる気品に満ち溢れたものに仕上がっております。その外観美に相応しい華麗なサウンドは、各弦の粒立ちよく上品なサウンド。適度に膨らむ低音域と透明感のある高音域は耳心地よく、抱えやすく取り回しの良いボディーサイズやナット幅44.5mmの握りやすいU字ネックと相俟って、長時間弾いていても飽きのこないずっと傍らに置きたいギターに仕上がっております。軽くつま弾いてもその良さが体感して頂ける素晴らしいカスタムモデルで、愛用すればするほどに味わい深さが増していくこと必至。抜群のセンスをまとったマーティンギターの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。サウンドホール周辺の弾きキズもなく、目立つキズや打痕、クラックもございません。とても綺麗な外観を保った新品同様の美品と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ブリッジ、フィニッシュ、ハードケース。当店工房にてネックリセット済み。
貴重なオールコア仕様による美しさ際立つこだわりのカスタムモデル。コンディション良好なおすすめの逸品です。
(※1)VOICEシリーズ・・・"Voice Of Intence Customer's Excitement Series"の敬称略で、日本限定のカスタムモデル。
(※2)スティーヴ・ミラー・・・1943年米ウィスコンシン州生まれのギタリスト。66年にスティーヴ・ミラー・ブルース・バンドを結成し、67年スティーヴ・ミラー・バンドに改名。68年"Children Of The Future(未来の子供たち)"でデビュー後は、ブルースにサイケデリックを取り入れた楽曲などが話題を呼び"ビートルズとブルースの結婚"と呼ばれた事も。ちなみにこの時期のギタリストはかのボズ・スギャッグス。同68年"Living In The U.S.A"が最初のヒットシングルとなったのを皮切りにヒットを連発。69年には最高傑作との呼び声も高い『Brand New World』にて確固たるオリジナリティを確立し、ニュータイプのアメリカンロックの雛型を創出しました。73年の『The Joker』にて全米レベルの成功を手にし、以後アメリカンロックの巨頭として不動の大御所の地位を築いたことでも有名。以降、時流を意識したサウンドに取り組みヒットナンバーを次々に放つ一方で、原点回帰なルーツ音楽を演奏したりと実にマイペースな活動を行っており、スティーヴ・ミラー・バンドは2016年にロックの殿堂入りを果たしております。