CONDITION | EX- |
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TOP: | Sitka Spruce |
SIDE&BACK: | Indian Rosewood |
NECK: | Mahogany (3-Piece / U-Shape) |
FINGER BOARD: | Ebony (Original) |
BRIDGE: | Rosewood |
TRIM: | Black and White Cell |
ROSSETTE: | Black and White Cell |
PICK GUARD COLOR: | Tortoise - Original-Shape (Original) |
POSITION MARK: | Non |
TUNER: | Open-Gear / Nickel (Original) |
BRACING: | Original-X |
NUT WIDTH: | 46mm |
SCALE: | 650mm |
OTHERS 1: | 12 Strings Guitar |
OTHERS 2: | Lacquer Finish / AJ Neck Rod |
OTHERS 3: | Made In U.S.A |
商品詳細
1972年製 GUILD F-312 "12 Strings Guiar" が入荷致しました。ギルド社は1952年にアルフレット・ドロンジ氏と5人のクラフトマンによって設立され、マーティンとギブソン社に続くアメリカンアコースティックギターメーカーとして、1960年代から1970年代のフォーク、ロック・シーンを支えた人気ブランドとして知られております。中でもF-312は1964年に発売され、現在も根強いファンを持つ12弦ギターの名器としても知られております。
本ギターはギルドのフラットトップギターを語る上では欠かせない存在となっている12弦ギターで、側裏板にローズウッドが採用された逸品です。ヴィンテージ市場においてはF-112などマホガニーモデルの流通が圧倒的に多い中、なかなか出回らないモデルと言えるでしょう。特筆すべきは弾きやすいネックを持ちあわせているということ。他社メーカーの12弦ギターと比較して、手の内に収まりの良いややスリムで緩やかなU字シェイプは、6弦ギターをそのままコンバートさせたのではなく、完全な別モデルとして開発デザインされた経緯が大きな理由と言えるでしょう。他にはない音の分離に優れた音が印象的で、製作から45年近くの長い歳月を経過して深みを増した重厚なサウンドに仕上がっております。スリーフィンガーやリードプレイなど幅広い用途は勿論のこと、歌ものの伴奏にはまさに最適。円熟のギルド12弦サウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
フレット及びサドルの高さには十分余裕が有り、ネック・コンディションも良好です。表板には日焼けや塗装負け箇所が見られ、その他年式相応に打痕やキズがございますが、クラックはございません。エンドピンジャック加工跡や、ネックヒールへのストラップピン装着はございませんが、裏板に塗装剥離箇所があり、トップブレーシングが一部削られております。オリジナル・チューナー、ピックガード、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。当店工房にてブリッジ製作交換済み。及びネックリセット済み(それに伴いリフレット及びナットサドル製作交換済み)。
ヴィンテージ市場において流通の少ないギルドの12弦ローズウッドモデル。おすすめの逸品です。