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商品詳細

　2003年製 SUMI (鷲見 英一) S-42B "Brazilian Rosewood" が入荷致しました。Sumi工房は長いキャリアを持つベテラン鷲見英一氏により1986年に設立され、長野県丸子町にてギター/マンドリン、ウクレレを製作しております。岡崎倫典氏、丸山ももたろう氏（ももかん）、白鳥英美子氏（トワ・エ・モア）をはじめ、多くのミュージシャンが信頼を寄せ、そのクオリティーの高い作品の数々は国内外で高く評価されております。
　本ギターは最近ではあまり製作されていない000(トリプルオー )タイプで、流通の稀な逸品です。表板に樹齢400年にもなる赤えぞ松、側裏板には厳選された最高級ハカランダが使用されており、全体を縁取るカーリーメイプルによるウッドバインディングやアバロントリムをはじめ、ブリッジインレイも花を添えるが如し贅を尽くした仕様となっています。製作から20年という長い歳月を経過し、新品時よりも円熟味溢れ鳴りよく成長しており、厳選された素晴らしい赤エゾ松と、極上のハカランダによる組み合わせはとても相性が良く、基音のしっかりとしたバランスの良いサウンドは秀逸。巧みな作り込みと相まって、日本の気候風土に良く合った情緒豊かなものに仕上がっております。そのハカランダならではの硬質でいて澄み渡る出音は、艶ときらびやかさが絶妙に混ざり合う響きの綺麗なもの。透明感はまさに格別です。巧みな木工技術により構築された美しいデザインと共に、ベテランルシアーが贈る最高級手工サウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕が有り、ネック・コンディションも良好です。表板には経年変化によるウェザーチェックや色やけが見られ、表板上部やネック裏には打痕やカポタスト痕がございますが、その他大きく目立つキズや打痕、クラックはございません。表板のブリッジの際に僅かな塗装浮きが見られますが、エンドピンジャック加工跡やネックヒールへのストラップピン装着もなく、年式を考慮しても使用感少なめでコンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィニッシュ、ハードケース。
　日本を代表するベテランルシアーの一人、鷲見英一氏による手工品。匠の技が光るおすすめの最高級品です。