CONDITION | EX+++ |
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TOP: | Spruce |
SIDE&BACK: | Maple |
NECK: | Mahogany (3-Piece / V-Shape) |
FINGER BOARD: | Ebony (Original) |
BRIDGE: | Ebony |
TRIM: | Ivoroid |
ROSSETTE: | Wood - Rope Pattern / Ivoroid |
PICK GUARD COLOR: | Non |
POSITION MARK: | Dots - Mother of Pearl |
TUNER: | Open-Gear / Nickel (Original) |
NUT WIDTH: | 30mm |
SCALE: | 352mm |
OTHERS 1: | Oval Soundholl |
OTHERS 2: | Red Sunburst Color |
OTHERS 3: | Made In U.S.A |
商品詳細
1922製 GIBSON F-4 が入荷致しました。F-5登場以前の1902年に当時の最高機種として発表されたF-4。独特のスクロールを持つスタイルで、いくつかのモデルチェンジを経て、1943年まで製作されたことや、石川鷹彦氏の使用でも知られております。
本マンドリンはギブソンマンドリン黄金時代のロイド・ロアー在籍時(1919年から24年)に製作された名品で、ヴィンテージ市場において流通の稀な逸品です。1922年後半にはトラスロッドが導入されますが、本器はその直前のモデルになります。また特筆すべきはその外観美。寄木細工のロープパターンによるオーバルサウンドホールや、スクリプトロゴにダブルフラワーポットと呼ばれる豪華なヘッドインレイをはじめ、ボディーの芸術的なスクロールと美しいレッドサンバースト仕様など、最高級モデルに相応しい外観美も特筆すべき点と言えるでしょう。日本でも多くのフォークシーンに登場してきたオーバルサウンドホール仕様のF-4は、F-5と比較して丸みのある柔らかな音色が特徴。乾いて澄んだ素晴しい出音に仕上がっております。特に本個体は太くて甘いサウンドを聴かせてくれており、トラスロッドの無い軽いネックが相まって、よりウッディーで耳心地良いものとなっております。製作から100年を経過した他にはないレスポンスはまさに極上と呼べるもので、アメリカの至宝とも呼べるヴィンテージサウンドを存分にご堪能して頂けることでしょう。
糸巻きはオリジナルで動作も良好で、ネック・コンディションも良好です。塗装はオリジナルですが、ヘッドとネック裏及びネックの根元に近い側板に薄くオーバースプレーがなされており、オリジナルの雰囲気は保たれた仕上がりとなっております。打痕やキズも少なめで、クラックもなく、年式を考慮しても綺麗な外観を保ったコンディオション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、フィンガーボード、テールピース、フィニッシュ。ピックガードはございません。ハードケースが付属致します。
ロイドロアー在籍時に製作されたギブソンマンドリン黄金期の名品。極上のサウンドがご堪能頂ける至高の逸品です。