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商品詳細

　2008年製 MARTIN D-45SM KK Madagascar "Kazuhiko Kato Custom Signature Edition" が入荷致しました。1916年にオリバー・ディットソン社(ボストンに本社があり、ニューヨークとフィラデルフィアにも店舗を持っていたマーティン社がOEM提供していた楽器販売会社。)のニューヨークのマネージャー、ハリー・ハント氏の提案により、ドレッドノートサイズギターの原形が誕生。世界のフラットトップ/アコースティックギターの中で最も有名な名器の一つとして知られるD-45のオリジナルは、1933年から1942年にかけて91本が製作されました(中でもSモデルはほんの極僅かの生産)。当時"45"シリーズは、材料や品質管理など、マーティン社の他のどのモデルよりも厳しくチェックされており、ゆえに製作本数も少なく、熟練した職人のみ作ることが許されておりました。現在もStyle-45は、マーティン社の誇りであり、アコースティックギターファンの憧れとして広く愛されております。
　本ギターはザ・フォーク・クルセダースや、サディスティック・ミカ・バンドなどで活躍し、映画や舞台音楽、アーティストへの楽曲提供やプロデュース等、数多くの名曲ヒット曲を生み出してきた加藤和彦氏のこだわりのシグネーチャーモデルで、受注生産分のみカスタムショップにより製作されたコンディション良好な逸品です。原点回帰とも言える12フレットジョイントモデル仕様の日本限定モデルで、表板にアディロンダックスプルース、側裏板にはハカランダに音響特性の似た希少マダガスカルローズウッドが使用されており、共にマーティン社により厳選された最高級材が採用されております。さらに特筆すべきは、ボディー全体を彩るアバロントリムや、パールによるヘッドロゴをはじめ、オールドフレーバー溢れるピラミッドシュタウファースタイルのブリッジなどの美しい外観。他の追随を許さない圧倒的存在感と、品格を兼ね備えたこだわりのデザインは見る者弾く者を魅了することでしょう。低音域の絶妙な膨らみ具合と、伸びやかな中高音域が見事に混ざり合った深みのあるきらびやかな音色は、艶やかかつ音量豊かな美しい出音となっております。人とはかぶらない表現力豊かな傑作をお探しの方には特におすすめで、至高の最高級サウンドを存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネックコンディションも良好です。表板下部や裏板に小キズがいくつか見られますが、サウンドホール周辺に弾きキズもほとんどなく、その他大きく目立つキズや打痕、クラックもございません。ネックヒールへのストラップピン装着やエンドピンジャック加工跡もなく、一見して使用感少なく、年式を考慮しても綺麗な外観を保ったコンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。当店工房にてサドル製作交換済み。
　中古市場において流通の稀な加藤和彦シグネーチャーモデル。気品溢れるおすすめの名器です。