CONDITION | VG+++ |
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TOP: | Adirondack Spruce |
SIDE&BACK: | Mahogany |
NECK: | Mahogany (1-Piece) |
FINGER BOARD: | Brazilian Rosewood (Original) |
BRIDGE: | Brazilian Rosewood |
TRIM: | Tortoise |
PICK GUARD COLOR: | Tortoise (Original) |
POSITION MARK: | Dots |
TUNER: | Waverly /Open-Gear / Ivoloid Button |
BRACING: | Scalloped-X (Rear Shifted) |
NUT WIDTH: | 42.9mm |
SCALE: | 632mm |
OTHERS 1: | Lacquer Finish / T-Bar Neck Rod |
OTHERS 2: | Long Saddle |
OTHERS 3: | Made In U.S.A |
商品詳細
1941年製 MARTIN OOO-18 が入荷致しました。OOO(トリプル・オー)サイズはドレッドノートが登場するまではマーティン社の中で一番大きいギターで、大変歴史のあるモデルとして知られております。OOOという名が初めて登場したのは1902年のことで、この時期はまだ特注のみのアイテムであり、正式にカタログにラインナップされたのは1911年のこと。また1990年代初頭のMTVアンプラグドブームによりOOOサイズが一躍脚光を浴び、その人気は衰えることなく今日まで至っております。
本ギターは戦前1941年に326本製作されたうちの一本で、ヴィンテージギターの最高峰である貴重なゴールデンエラ期の名品です。特に本個体は豊かな鳴りを併せ持っており、ヴィンテージ市場においてもなかなかお目にかかれない最高級ヴィンテージギターになります。表板にアディロンダックスプルース、側裏板及びネックにはマホガニーが使用されており、今現在では大変貴重な最高品質のマホガニーから生まれるボリュームのあるサウンドは、リアシフト/スキャロップドX仕様と相まって、まるでドレッドノート並みの迫力。製作されてからおよそ85年という長い歳月を経過して、乾いておりながらも弾力に富んだ出音でよく鳴っております。一瞬でプリウォーとわかる、まさに研ぎ澄まされた高音と、太い中低音が体感できる圧巻のサウンドに仕上がっております。外観上、派手な装飾はございませんが、シンプルかつオーラを放つ佇まいは、より渋いオールドギターの雰囲気を深め、存在感はまた別格。とても良く鳴っている最高級ヴィンテージをお探しの方にもおすすめで、マーティン 社が誇るヴィンテージマホガニーサウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネックコンディションは良好です。ボディ全体的に弾きキズや打痕があり、表板にはブリッジ下部からエンドにかけて、クラックとマーチンクラックがございましたが、補修がなされております。左側板に二箇所、右側板に一箇所、並びに裏板右下部にクラックがございましたが、こちらも補修がなされております(それに伴いボディ全体に塗装のオーバーコート有り)。その他指板のローフレット側の一部には消耗があり、パテ埋め跡有り。ヘッド脇にはワインダーキズがございますが、その他エンドピンジャック加工跡やサイドジャック加工跡、及びネックヒールへのストラップピン装着跡はございません。オリジナル・ピックガード、フィンガーボード。糸巻きとブリッジは交換されておりますが、ブリッジプレートはオリジナルになります(当店工房にて穴埋め補修をいたしております)。年式違いの純正ハードケースが付属致します。
アディロンダックスプルースとリアシフテッド仕様による戦前ゴールデンエラ期の名品。入手困難な最高級ヴィンテージギターです。