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商品詳細

　2004年製 TONY VINES A.G.C Cutaway "German / Indian Rosewood" が入荷致しました。トニーヴァインズ氏は1989年より製作を開始し、米テネシー州にて年間12本から15本を製作しております。ケヴィンライアン氏やジェイムス・オルソン氏、ジェフ・トラゴット氏らと親交、影響を受け、フィンガースタイルによく合う独自のサウンドを確立。ハイクオリティーなギター製作で、国内外において高く評価されているルシアーとして知られております。
　本ギターはアーチサン・グランドコンサートと呼ばれるメインシェイプモデルで、コンディション良好な逸品です。ボディ幅が15インチで深胴仕様となっており、シェイプはスモールジャンボスタイルという、オリジナル性高く日本人体型にもよく合う形状となっております。表板にジャーマンスプルース、側裏板にはインディアンローズウッドというまさに正当派の組み合わせで、共に厳選された最高級材が使用されていることも特筆すべき点と言えるでしょう。ディープなボディ厚とロングスケールからなる豊かなサウンドは、ロングサスティーンでいて一音一音が力強い音色。ナチュラルかつ豊潤な出音に仕上がっております。653mmという長めの弦長も特徴で、変則チューニングを多用する方にもおすすめです。またU字のネックも弾きやすく、ハイポジションでの演奏性は抜群と言えるでしょう。また外観上もアバロントリムをはじめ、トラ杢のウォルナットによるウッドバインディングが全体を包み込むように彩っており、まるで工芸品のような趣に仕上がっております。人とはかぶらない即戦力のルシアーメイドギターをお探しの方にもおすすめで、機能性と外観美を兼ね備えた手工サウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。表板には経年変化による色やけが若干見られ、裏板上部やネック裏の一部に塗装負け箇所が薄く見られますが、その他目立つキズや打痕はなく、クラックもございません。エンドピンジャック加工跡やネックヒールへのストラップピン装着もなく、年式を考慮しても使用感少なめでコンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィニッシュ、ハードケース。
　市場において流通の少ないトニーヴァインズ氏が手がける手工品。表現力豊かなおすすめの逸品です。